風の森
~水端予約販売開始します(^^)/~
2022.11.14
皆様、こんばんは!
当店は明日の11月15日(火)~16日(水)と連休を頂戴いたします。
(毎月第3週目の火曜日をお休み頂いております為)
ご迷惑をお掛け致しますが、
何卒宜しくお願い致します。
日本が世界に誇るべき醸造酒「日本酒」
日本酒の歴史を紐解き、現代の感性で醸された
歴史的であり新しい日本酒の世界を創造した1本をご紹介、
そしてご予約開始のご案内をさせて頂きます(^^)/
「風の森」を醸す
油長酒造様が新しいブランドを立ち上げました!!
その名も・・・
「水端(みずはな)」ブランド!!
発売開始は11月25日(金)となりますが、
先行にてご予約を開始いたします!!
油長酒造様と言えば、「風の森ブランド」ですよね!!
風の森では日本酒の進化の担い手でありたい!想いをもって、
様々な新しい技術を導入し、日本酒醸造技術の前衛を志してきました。
「水端」ブランドとは!?
物事の最初やはじまりという意味を持ち、
古典技術を再現し、日本酒の源流を辿っていくブランドになるんです。
コンセプトは「忘れられた古の奈良に伝わる技術を
当時の文献を頼りに現代の醸造家が再現する」
奈良県は清酒発祥の地と言われており、
様々な技術の蓄積、技術革新、そして現代醸造法の基礎になっているんです!
例えば!?
・上槽(お酒をしぼる技術(お酒と酒粕にわける)
・火入れ(商圏拡大が可能に)
・酒母
・段仕込み
・諸白(お米を磨く)
上記の技術は奈良の正暦寺で行われたため、
清酒発祥の地と言われる所以なんです!
山本社長は日本酒を造り続けてきた場所、
奈良が深くかかわる日本酒の歴史を知れば知るほど、
その忘れ去られた古の技術によって醸された日本酒への興味が日に日に増していったそうです。
これから100年を見据え、「風の森」ブランドと両輪で
「水端(みずはな)」ブランドにて
古典技術の再現、日本酒の源流を表現してまいります!!
「水端(みずはな)」ブランドの三つの特徴
・享保蔵にて醸す
初代山本長兵衛秀元が精油業から醸造業を創業した際、
享保年間(1700年代)に建造した酒蔵の2階部分をリノベーション!
(1700年代からある建物ってすごすぎますね!!)
享保蔵での酒造りはなんと100年ぶりとなります。
享保蔵では室町時代の環境そのままの酒造りを実践するため、
蔵内における温度管理をしません。
なので、冬は寒い環境での酒造り、
夏は気温の高い環境での酒造りを実践します!
・大甕仕込み
室町時代の寺院醸造で用いられた3石の大甕を再現!
当時は1石100Lと言われており、3石=300Lでの酒造り!
信楽焼の窯元で8本の大甕を焼成!
今ではホーロータンクなどでの醸造が主流ですが、
その以前は木桶で酒造りをされておりました!
(新政、仙禽ブランドにて木桶醸造の酒が多くありますね!)
木桶以前は水端(みずはな)に使用される「甕」で醸造されていたんです!
生産性を高めるために
甕→木桶→タンクと時代と共に変化していきました。
~甕の魅力~
卵型の形状は液体の対流性が高く、もろみの発酵が促進される傾向があります!
(土器に含まれるミネラルがもろみ中に微量に溶け込むことで、発酵は旺盛になる傾向も)
保温性はステンレスタンクより高く、木桶よりは低い特性。
冷却機能の持たない容器ではあるが、四季を通じて、
非常に温度管理しやすい一面がある。
(外気温による温度差が甕は出にくい特性アリ)
・奈良に伝わる古典醸造法を参考にして醸す
上記の甕は最古の発酵容器で
文献によると甕仕込みの時代は約1000年以上あるようです!
清酒発祥の地と言われる奈良県には貴重な文献が残っております!
・平城京出土の木簡(国立醸造所/造酒司)
・御酒之日記(寺院醸造)
・興福寺多聞院日記(寺院醸造)
上記の文献を参考に今後発売される2本は醸されます(^^)/
さあ、今回発売される1本は・・・
「水端1355 2022年度醸造」
ボトルのオシャレさが半端ないんですが、
実は今回発売分の「水端1355」より
ボトルデザインがリブランドされます(^^)/
蔵へ伺ったとき、見せてもらいましたが。。。
明らかにカッコよさのレベルアップ~!!
今回の陶器から、前面に
水端をイメージしたエンブレムを焼き付けた陶器となっております。
甕で仕込んだお酒の魅力をより伝えるため、
瓶ではなく、陶器の容器で販売されます☆
手作りで作られるため、ムラがところどころ色合いとしてあるそうですが、
これがまた美しく、芸術的(^^)/
御酒之日記に記された、
菩提山正暦寺の技法を参考にした夏季醸造となります!
夏の暑い期間に醸された0段仕込み(酒母仕込み)の1本(^^)/
1355年室町時代、「御酒之日記」という名の醸造書が書かれました。
この書物には日本清酒発祥の地として知られる
奈良菩提山正暦寺で醸された「菩提泉」の製法が克明に記載されております。
水端(水端)1355はこれを参考に醸造(^^)/
このお酒は現代でいう酛しぼりとなり、最初にその仕込みに用いる米、米麹を全て同時に投
入し、段仕込みはしていません。
もろみ初期の酸性度が低い状態で微生物汚染のリスクがあ
り、御酒之日記の菩提泉の醸造方法通りに「そやし水」といわれる乳酸酸性水を
あらかじめ作り、これを仕込み水に使っているんです!!
これによって
不要な微生物の侵入を防ぐことが可能に(^^)/
この「そやし水」と言われる「乳酸酸性水」が様々な活用方法があると
手ごたえを感じているようで、
風の森のALPHAシリーズでも上記の技術を使用した
「菩提酛」造りへと舵を切りましたね☆
さらに現代日本では完全に忘れ去られた夏の醸造(温度管理なし)の技術で
醸された稀有な、唯一無二の日本酒となります。
真夏に発酵温度が30度を超える高温条件化で進める醸造法は
江戸時代に日本酒造りが冬季醸造に移行すると姿を消してしまった技術!
今回発売分より精米技術が発達していない当時は
現代の飯米程度の精米だったのではと推測し、
90%精米へと変更しております!!
そんな水端1355は
シャンパンゴールドを想わせる黄色がかった色合い!
乳酸系のニュアンスに黒糖やきなこ、発酵由来の果実感に加え、
熟成みりんを想わせる複雑さも兼ね備えます!
凝縮度の高いトロットロの旨み、甘みが滑らかに広がり、
味わいを持ち上げるように酸がしっかりと感じられます!
発酵温度が30度を超えることで、糖化が旺盛になるので、
とろみのある凝縮度の高い甘みが広がるそうなんです(^^)/
凝縮度の高い甘みはありますが、
軽快なタッチと酸のお陰で高次元なバランスが取れております!!
温度の上昇と共に旨み、甘みの要素が強くなり、
強く濃厚な味わいをより一層楽しめるんです☆
ウォッシュタイプのチーズやフォアグラ、
すき焼きとも相性よさそうですね(^^)/
こちらのお酒は熟成をさせても面白い進化をすると思います(^^)/
全国限定800本となります!
そうだ、蔵元に聞いてびっくりしたんですが、
寺院が造り上げた当時最先端の奈良酒は、
なんとなんと・・・
織田信長公もが愛でたと言われているんです(^^)/
戦国の世に思いを馳せ、水端1355をお楽しみください!!
本日よりご予約を開始しますので、
油長酒造様が立ち上げた「水端(みずはな)ブランド」の世界を
是非ともお試しいただきたいです!!
ご予約は下記のGoogleフォームにてお願いいたします。↓
https://forms.gle/a5tnA44yAKheF1CG9
(今回のご予約期間が当店の定休日が含まれる為、定休日中にご予約数が定数を超えてしまう事も予想されます。その場合は、対象のお客様には後日当店からご連絡させて頂きます。
ご迷惑をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。)
店頭でももちろん承ります!!
オンラインショップにてご購入希望のお客様は
下記の先行予約販売カートよりご注文下さいませ☆ ↓
【予約販売】水端1355 500ml 11月25日発売 【同送不可アイテム】 | おいしい地… (sake-wadaya.shop)
入荷量に限りがございますので、
完売の際はご了承くださいませ。
□■ 水端(みずはな)1355 2022年醸造 ■□
・価格 500ml 7,700円 (税込)
・原産地 奈良県
・原料米 秋津穂
・発売日 11月25日(金)