風の森
風の森 25周年記念酒 未来予想酒2「高温発酵の世界」
2023.12.02
皆様、おはようございます!
「風の森」「水端」を醸す油長酒造様は
2023年で25周年を迎えました。
25周年を記念して、
今年4月に「風の森未来予想酒」を販売したことを覚えておりますか!?
数量限定だったこともあり、
ものすごいスピード感で完売したんです!!
今回はそんな「未来予想酒」弾2弾のご紹介です(^^)/
今回のサブタイトルは
「高温発酵の世界」
さあ、まいります!!
奈良県は油長酒造様が醸す
「風の森 25周年記念酒 未来予想酒2「高温発酵の世界」」
1998年に「風の森」ブランドは産声を上げ、
現社長の山本氏の父12代目「長兵衛」氏が
「地元の秋津穂米を使って出来上がった
搾りたてそのままのお酒を地元の方に楽しんで頂きたい」
そのような思いでこの世に生まれた風の森。
その名の由来はまさに秋津穂米が育った地域の風の森峠からなんです!!
今回ご案内のお酒がもちろん「秋津穂」米を使用した1本☆
「風の森未来予想酒2」のサブタイトルは
「高温発酵の世界」でございます(^^)/
現代の日本酒醸造では一般的に冬季の低温発酵にて醸造をされております。
江戸時代にはすでに冬場の寒い時期に醸す
お酒が美味しいことを理解していたんです(^^)/
江戸時代の前になると
夏の30度近い気温の中でも日本酒を造っていたそうです。
25年後の風の森では中世のような高温発酵、現代の低温発酵を自在に操り、
多重層化した香りや味わいを
表現しているのではないかと未来予想をされました!!
風の森未来予想酒2は「高温発酵」と90%精米によって、
大地のエネルギーを最大限に表現した今までにない風の森なんです☆
夏場の30度近い気温の中で、
酒造りをしている蔵はまずないでしょうね。
夏季醸造をしていても、
空調を入れるなど、冬の環境を再現した形ですよね!
夏場の環境で酒を造っているお酒がありました・・・
「風の森」と対極となる「水端」ブランド(^^)/
そうなんです!!
「水端ブランド」の高温発酵から得た経験を活かし、
今回の「未来予想酒2 高温発酵の世界」は産まれたんです!
では、高温発酵を実施するメリットをご紹介(^^)/ ↓
「お米の溶解力の向上」
高温発酵の世界では、とにかくお米がよく溶けるそうです。
30℃付近の温度帯では麹の力が最適化され、
精米歩合90%の蒸したお米があっという間(3 日ほどで)に液状化します。
甘酒の様な状態になり、
これと同時に発酵が緩やかに進んでいくのです。
通常の寒造り(冬季の低温発酵)では
精米歩合が90%程度ではなかなか溶けにくいため、
現代では精米をしっかり行い溶けやすい原料を使うことが多いですが、
高温発酵を実践することでお米を
ぐっと溶けやすくすることができると言えるんです!
これによって90%程度の精米でも
魅力あふれるお酒を醸せるのではと考えました!!
「複雑味の増加」
酒造りにおいてお米を溶かす糖化とアルコールを生み出す
発酵のバランスをとることが非常に大切!
油長酒造様では 20 年以上、精米歩合80%のシリーズを造り続けており、
お米から持ち込まれるミネラルやエネルギーが多く、
さらに蔵が使用する仕込み水は葛城山系の深層地下水で非常な硬水!
硬水から持ち込むミネラルも豊富で、
そのバランスをとるのに苦労していたんだそうです。
しかしうまくバランスをとることができれば
甘味や旨味と、酸味や、渋味、少しの苦味といった、
複雑性が相まって大地のエネルギーを表現した魅力的なお酒になるんです!!
皆様、「高温発酵」を長期低温発酵の風の森の酒造りに一部導入することで、
今まで以上に大地のエネルギーを表現した酒造りが可能になるのではないかと考え、
この度25周年記念酒をとして発売されます(^^)/
超絶楽しみにして試飲をしてみると
香りは穏やかながらも
バナナやメロン、ラムネを想わせる発散するかのようなアロマ!
このラムネ感のある香りはすごい好き!!
フレッシュな炭酸ガスが溶け込み、
第一印象は「スッキリ」!
口に含んでみるとトロッと密度のある旨み、コクを
スッキリした酸と苦み、渋みが絡み合い、
ミルフィーユのように味わいに重層さを表現!
是非とも秋津穂の持つエネルギーを存分に感じてください(^^)/
店頭販売のみとさせて頂きます。
□■ 「風の森 25周年記念酒 未来予想酒2「高温発酵の世界」 ■□
・720ml 2,750円
・原産地 奈良県
・原料米 秋津穂
・精米歩合 90%
・アルコール度 16%