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~「水端1568」をご予約頂いたお客様へ~

2024.05.31

皆様、こんにちは!!

 

先日メルマガ先行案内にて瞬殺で完売となりました

奈良県は油長酒造様が醸す「水端1568」!!

 


本日5月31日(金)よりお渡し開始となります(^^)/

 


日本が世界に誇るべき醸造酒「日本酒」


日本酒の歴史を紐解き、現代の感性で醸された
歴史的であり新しい日本酒の世界を創造した1本☆


「風の森」を醸す
油長酒造様が新しいブランドを立ち上げました!!

 


その名も・・・


「水端(みずはな)」ブランド!!

 

今回も全国1,000本限定となり、
当店は12本を今回ご予約承ります!!


油長酒造様と言えば、「風の森ブランド」ですよね!!

 

風の森では日本酒の進化の担い手でありたい!想いをもって、
様々な新しい技術を導入し、日本酒醸造技術の前衛を志してきました。


「水端」ブランドとは!?

 

物事の最初やはじまりという意味を持ち、
古典技術を再現し、日本酒の源流を辿っていくブランドになるんです。

 

コンセプトは「忘れられた古の奈良に伝わる技術を
当時の文献を頼りに現代の醸造家が再現する」


奈良県は清酒発祥の地と言われており、
様々な技術の蓄積、技術革新、そして現代醸造法の基礎になっているんです!

 

例えば!?
・上槽(お酒をしぼる技術(お酒と酒粕にわける)
・火入れ(商圏拡大が可能に)
・酒母
・段仕込み
・諸白(お米を磨く)

 


上記の技術は奈良の正暦寺で行われたため、
清酒発祥の地と言われる所以なんです!


山本社長は日本酒を造り続けてきた場所、
奈良が深くかかわる日本酒の歴史を知れば知るほど、
その忘れ去られた古の技術によって醸された日本酒への興味が日に日に増していったそうです。

 

これから100年を見据え、「風の森」ブランドと両輪で
「水端(みずはな)」ブランドにて
古典技術の再現、日本酒の源流を表現してまいります!!

 


「水端(みずはな)」ブランドの三つの特徴

 


・享保蔵にて醸す

 

(すいません、画像がどうしてもよこになってしまい。。。)

 

初代山本長兵衛秀元が精油業から醸造業を創業した際、
享保年間(1700年代)に建造した酒蔵の2階部分をリノベーション!
(1700年代からある建物ってすごすぎますね!!)


享保蔵での酒造りはなんと100年ぶりとなります。

 

享保蔵では室町時代の環境そのままの酒造りを実践するため、
蔵内における温度管理をしません。
なので、冬は寒い環境での酒造り、
夏は気温の高い環境での酒造りを実践します!

 

・大甕仕込み

 

室町時代の寺院醸造で用いられた3石の大甕を再現!
当時は1石100Lと言われており、3石=300Lでの酒造り!


信楽焼の窯元で8本の大甕を焼成!


今ではホーロータンクなどでの醸造が主流ですが、
その以前は木桶で酒造りをされておりました!
(新政、仙禽ブランドにて木桶醸造の酒が多くありますね!)

木桶以前は水端(みずはな)に使用される「甕」で醸造されていたんです!

 

生産性を高めるために
甕→木桶→タンクと時代と共に変化していきました。

 

〜甕の魅力〜

 

卵型の形状は液体の対流性が高く、もろみの発酵が促進される傾向があります!
(土器に含まれるミネラルがもろみ中に微量に溶け込むことで、発酵は旺盛になる傾向も)

保温性はステンレスタンクより高く、木桶よりは低い特性。
冷却機能の持たない容器ではあるが、四季を通じて、
非常に温度管理しやすい一面がある。
(外気温による温度差が甕は出にくい特性アリ)

 

・奈良に伝わる古典醸造法を参考にして醸す

 

上記の甕は最古の発酵容器で
文献によると甕仕込みの時代は約1000年以上あるようです!

 

清酒発祥の地と言われる
奈良県には貴重な文献が残っております!

・平城京出土の木簡(国立醸造所/造酒司)
・御酒之日記(寺院醸造)
・興福寺多聞院日記(寺院醸造)

上記の文献を参考に夏仕込み、冬仕込みと発売されます!

 

さあ、今回発売される1本は・・・

「水端1568」

 

 

ボトルのオシャレさが半端ない(^^)/

 

甕で仕込んだお酒の魅力をより伝えるため、
瓶ではなく、陶器の容器で販売されます☆


手作りで作られるため、ムラがところどころ

色合いとしてあるそうですが、
これがまた美しく、カッコいい!!


今回ご紹介の水端1568には
「NFCタグ」がついております!!

スマートフォンを商品にかざすだけで、
水端商品などの情報を読み取ることが可能に(^^)/


携帯を解除した状態のトップ画面で
裏側についている
NFCタグに触れる(タッチ)と水端の画面に繋がります☆

 

〜NFCタグから得ることができる情報〜

〇購入した水端が正規流通品(ワダヤから購入)したことの証明、ブランド価値の保護
(水端1568は全国限定1,000本のみ販売となります。)
〇水端に使用している秋津穂の(生産者)から製造者である油長酒造、
販売店であるワダヤまでの一連の流れを地図上で見ることが可能
〇「水端」や「油長酒造様」に関する詳しい情報


水端を開栓後、
NFCタグで情報を読み取っていただき、
商品の説明をご確認いただきながら
水端の味わいをお楽しみくださいませ(^^)/

 

上記のNFCタグワダヤ限定仕様となっており、
秋津穂の生産者→蔵→ワダヤ→お客様だけが繋がることができるんです☆


12人だけがNFCタグから得る情報を
確認することができる画期的なもの!!

 

さあ、味わいはどうでしょう!


こちらは寒い冬に仕込んだ酒造りで
まさに現代酒造りの基礎となるような1本でございます(^^)/


今回全国限定1,000本の販売となります☆


水端1568では「多聞院日記」の 1568年の記述を参考に醸造!

大甕で仕込みながらも現代の酒造りに通じる3段仕込みを行い、
冬の寒い時期に微生物を巧みにコントロールし、
奈良酒の名声 を高める高品質な酒造りを行なっていたことが想像できます☆

 

精米歩合はほとんど磨かず90%(^^)/

90%精米による秋津穂のエネルギーを表現しつつ、
雑味をなくすため、徹底的に糠は取り除きました!!

また水端ブランドの魅力の一つに
季節ごとの味わいの違い、ヴィンテージの気候の違いを
そのまま味わいに表現することができます!


昨年の「水端1568」のモロミ経過では、発酵が旺盛な傾向が強かったことから、
今年は汲水歩合を昨年より10%少なくし、また仕込み温度を昨年より2℃ほど高く仕込みました。

それにより、醪初期では糖化が優勢になり溶解性が上がりました。

また、その後の水を入れるタイミングを変えることで、
酵母に少し負担がかかる状況で発酵を進め、
今年は暖冬ではありましたが醪品温は平均3℃ほど低い経過を辿ることができました。


その結果、酵母が作り出す吟醸香

お米由来の甘味が昨年よりも多くお酒に溶け込ませることができました。

 

吟醸香、昨年より多い!

 

現代の酒質に水端史上最も近いイメージもある!

 

冬季醸造ならではの低温発酵により醸された味わいは
ほのかにイエローやゴールドの色合いを感じさせ、
香りは穏やかながらも熟したバナナ、蜜、ウォッシュタイプのチーズの香り!

ロッと密度の高い充実した旨み、甘み

しっかりとした酸が味わいを立体的に表現!

 

過去一現代の酒質に近い貴醸酒のような味わいです(^^)/


糖度の高い味わいに加え、酸度の高さも兼ね添えた味わいは
熟成にも大きな可能性を感じます!!

 

もちろん熟成させた大きな可能性を試したいですが、
開栓後、空気と触れて変化していく味わいをじっくり楽しむ。


温度変化による違いも楽しめる味わい・・・

 

日本酒の歴史は深いです・・・

 

そうだ、蔵元に聞いてびっくりしたんですが、
寺院が造り上げた当時最先端の奈良酒は、
なんとなんと・・・

織田信長公もが愛でたと言われているんです(^^)/

 


戦国の世に思いを馳せ、
ご予約頂きましたお客様は水端1568をお楽しみください!!

 

ご予約頂きましたお客様は只今よりお渡し開始です(^^)/

 


□■ 水端(みずはな)1568 ■□
・価格 500ml 7,700円 (税込)
・原産地 奈良県
・原料米 秋津穂