風の森
なんと軟水仕込み「風の森 試験醸造酒ver.3」
2024.07.30
皆様、おはようございます!!
このお酒、個人的にメチャメチャ楽しみにしていたんです!!
風の森蔵は御所まち蔵の
地下水である超硬水を使用しての酒造りをしております!
1000万年以上前の火山活動による火山岩の地層の影響を受けた地下水を、
現代の技術で御所まち蔵では地下深くより採水することにより、
日本では珍しいレベルの超硬水を採水する事が出来ています。
この地下水に含まれる豊富なミネラルは
酵母にとって栄養素となる為、発酵力を豊かにしてくれる役割があり、
この超硬水は風の森を構築する大事な要素となっているんです(^^)/
そんな風の森を構築する上で大切な仕込み水を
なんとなんと・・・
今回は「軟水仕込み」にて醸されました〜☆
日本酒の成分のうち80%は水なんです!!
ということは水の影響は発酵において大変重要!!
さあ、どんな味わいに仕上がったのか(^^)/
奈良県は油長酒造様が醸す
「風の森 試験醸造酒ver.3」
今回のお酒が発売される背景には
2024年に新たな酒蔵を建築し、今秋以降より酒造りがスタートするんです!
その名も「葛城山山麓醸造所」(^^)/
上記の蔵では後継者不足などで窮地に陥る葛城山麓地区の棚田・里山を
地域の農業と共生し、日本酒の力で「100年先に繋げる」ことを目指しております。
今回も葛城山麓醸造所 通称「山麓蔵」での酒造りを見据え、
御所まち蔵にて90%精米の秋津穂での醸造にチャレンジしました。
この新しく出来上がる酒蔵を拠点とし、地域の農業と一体となり、
棚田にフォーカスを当てていくことで、後継者不足などで窮地に陥りそうな棚田を、
100年先に日本酒の持つ力で繋げていく。そのような想いで取り組んでおります。
この地で造る酒は、無農薬化学肥料不使用や減農薬の秋津穂米を中心に据えており、
それゆえ今までよりももっとそのお米の持つ個性を引き出したいと思っています。
そこで昨年より、今までよりも磨かない、
精米歩合90%前後のお米を用いた風の森を御所まち蔵で試験的に醸造しているんです!
第一弾の「風の森 試験醸造酒」、
試験醸造の第2弾でもある「風の森 風の森列車で行こう」、
そして今回ご案内するお酒が、
第三弾となる「風の森 試験醸造酒ver.3」!!
今回のテーマは「軟水仕込み」
山麓蔵で仕込みに使う水は、
御所まち蔵に湧き出る超硬水の地下水を使用します。
山麓蔵が位置する葛城山麓地区の棚田には山からの湧水が流れますが、
この水は量が限られ大変貴重であり稲作など農業に用いられるため、
酒の仕込水は御所まち蔵から持ってゆきます。
しかし、今後もし農業の閑散期などに山からの湧水を使用できる可能性があればと、
今回、山からの湧水と同じ、軟水を用いて仕込みました。
風の森では、普段、ミネラル豊富な超硬水の仕込水を用いることで、
醪の初期段階から旺盛な発酵の立ち上がりを実現しています。
しかし今回は、仕込み段階では、軟水処理した仕込水を用いることで、
栄養豊富な低精白米による旺盛な発酵を抑え込む役割を期待したそうです。
また、醪段階の追水には超硬水を用い、
酵母の発酵力が弱まってきた際のブースターとして用いるなど、
性質の異なる2種類の水を酵母へのアクセルとブレーキのように
場面によって使い分ける、新たな醸造法を模索されました!!
軟水と硬水を場面で使い分けるなんて、
どんな味わいになっているのか、ワクワクしちゃいますよね☆
楽しみにして試飲をしてみると
青リンゴにバナナやメロンを想わせる発散するように広がる果実香!
発酵由来の炭酸ガスが溶け込み、
滑らかにほのかな穀物感と共に広がる旨み、甘み、コクを
味わいを支える控えめな酸と渋みが複雑さ、豊かさを表現!
通常の風の森よりも
味わいの表情に柔らかさを感じられます!
フレッシュ&瑞々しく、
複雑味のある味わいを是非ともお楽しみください(^^)/
店頭及びオンラインショップでも販売します!
□■ 風の森 試験醸造酒ver.3無濾過無加水生 ■□
・価格 720ml 1,760円 (税込)
風の森 試験醸造酒ver.3無濾過無加水生 720ml | おいしい地酒とワインの店ワダヤ (sake-wadaya.shop)
・原産地 奈良県
・原料米 秋津穂
・精米歩合 90%
・アルコール度 14%