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販売解禁「S風の森2024☆☆ 杉浦/西地区01.」

2025.03.29

皆様、おはようございます!!

 

昨年末より販売スタートとなりました
「風の森」を醸す油長酒造様の新しい取組!!


「里山を100年先につなぐ」をテーマに
葛城山麓醸造所(通称山麓蔵)が2024年秋に建設され、酒造りがスタートしました!


上記の醸造所は秋津穂が育てられる
葛城山麓の棚田の真ん中に位置するんです(^^)/

 


見てください!

秋津穂が育てられている田んぼの上にメチャメチャお洒落な醸造所が(^^)/

 

ブランド名は・・・


「S風の森」

 


今回ご紹介のS風の森より2024年ヴィンテージの秋津穂を使用したお酒となります。

 


皆様、本日3月29日(土)全国一斉販売解禁(^^)/

 


奈良県は葛城山麓醸造所様が醸す
「S風の森2024☆☆ 杉浦/西地区01.」

 


今回のラベルデザインのコンセプト
田植え直前の水を張った美しい田んぼをイメージしたロゴに
背景の窓には新緑の風景が見られます。

 

2023年は3つのタンクで酒造りを実施。

その中で、農家や生産地区ごとでの秋津穂の個性がみえてきたそうなんです!

 

2024年産米では山麓蔵周辺で採れる秋津穂の個性をより
S風の森で表現すべく、「S風の森」の後に続いて
収穫年、未来酒度、農家名、地区名、タンクロットを表示します!


山麓蔵周辺の田んぼをエリア分けし、
農家や地区ごとのお米の個性を表現します!


商品名のご説明ですが、
農家である杉浦さんが山麓蔵周辺に位置する西地区で栽培された秋津穂を使用!!

 

この西地区は農薬化学肥料不使用に早くから切り替えられた田んぼとなり、
標高も400メートル以上と最も高く、周りを森林に囲まれ、
日照時間も限られ、田んぼ壱枚の面積も小さいということで生産性が非常に厳しい地区です。

一方で生産量は少なくなってしまいますが、
寒暖の差もしっかりあり、
土壌の持つエネルギーを最も表現できる田んぼでもあります(^^)/


独特の透明感を表現できる最高の秋津穂が収穫されるんだそうです!!

 

改めて「S風の森」とは!?

SATOYAMA(里山)、SCENE(景色)、SANROKU(山麓)を表しており、
葛城山麓醸造所の「里山を100年先へ繋ぐ」という未来へ向けた想いが込められております。

 

S風の森のロゴに関しても
葛城山麓醸造所内から見える「田、水、風」といった里山の動きある風景を表現!


商品ラベルにも里山の季節による風景の移ろい、
農家や田んぼごとの個性を表現していきたいと伺っております☆

 

S風の森の取組において3つの約束があるんです!

・葛城山麓産秋津穂を使用する事
・食用米程度の精米
・奈良酒の伝統技法の採用(菩提もと仕込みなど)

 

上記の約束を守りながら、
S風の森ではお米の生産からお酒の消費に至る行動においての
新しい価値基準である未来酒度を提唱しております。

 

「未来酒度」は地球環境の保全や持続可能な未来へ向けた日本酒の価値基準!


1、S風の森 「葛城山麓産秋津穂+里山募金への寄付(50円/本)+自然エネルギーによる酒造り」
2、S風の森★ 「1に加え、減農薬による環境負荷の少なさゆえ評価される」
3、S風の森★★ 「1に加え、農薬化学肥料の不使用による環境負荷の少なさゆえ評価される」
4、S風の森★★★「1,3に加え、田んぼの地力の豊かさ、地域貢献度の少なさゆえ評価される」


上記のようにボトルに未来酒度を表示してまいります!


上記の未来酒度によってお客様がこのお酒が生まれた環境や消費行動が
持続可能な未来に向けた行動かどうかの目安となります。


今回発売の「S風の森2024 杉浦/西地区」は☆☆となります(^^)/
(今回よりラベル左上に記載されている☆を生産農家である杉浦さんの手書きにて表現(^^)/)

 

そして、2024年産の農薬化学肥料不使用の秋津穂米ですが・・・

 

しっかりワダヤとして購入しておりました(^^)/

当店が販売する商品裏ラベルには
「酒米購入者」として「ワダヤ」と記載があります(^^)/


里山の棚田は農家の高齢化や後継者不足、農産物の生産性の低さゆえ、
近年耕作放棄地が増えるなど持続性に問題を抱えております。

里山の棚田は平地での田んぼに比べて一枚ずつの面積が狭く、
周りの土手も斜面のため、農業用の機械を使用するにも
労力が非常にかかるため効率や生産性も悪いそうなんです。

しかし棚田には水源を育んだり、野生生物の生態系を作り上げ、
土砂流出や洪水を防ぐなどその存在意義は多岐にわたっております。

 

里山を次の世代につなぎたい。


100年先へ繋げるために里山と
農家、蔵、酒販店、消費者が共生することでできることがないか?


今回当店としても「里山を100年先へ繋ぐ」取組
応援したい想いもあり、秋津穂米の購入を決断した背景があります。

 

ワダヤとして購入したS風の森の裏ラベルには
農家、酒蔵、酒屋の名前がボトルに表現されております☆

 

先日山麓蔵へお伺いしてきましたが、
蔵から360度見渡しても、秋津穂の田んぼ、田んぼ、田んぼ!!


そして、標高400メートルから奈良盆地を一望できる最高の景観(^^)/


この地は標高が約400メートルと高く、灌漑用水が届かない為、
山から湧き出た山水のみで良質な秋津穂が育ちます!

 

山からのナチュラルで冷たい水が田んぼに入るため、
近年問題となっている高温障害の被害も少ないそうです(^^)/

 

 

山麓蔵の醸造長中川さんにもお話を伺いました。
(左が醸造責任者の中川さん、右が山本社長!!)

秋津穂がどういう環境で育っているか、
毎日自身の目で見ながらありがたみを感じています。

こんな素晴らしい環境で育つ秋津穂を使わせて頂く。

農家さんが大切に育てた秋津穂を醸していく責任。

感謝の気持ちを持ちつつ、
まさにバトンを繋ぐような想いがより一層強くなったと話しております。

中川さんは御所にある本社蔵にて
醸される「風の森」の醸造責任者として活躍!


今回葛城山麓醸造所の責任者に抜擢されました!


今回山麓醸造所での醸造責任者として、新たな挑戦を迎えるにあたり、
このような素晴らしい景観を望みながら、酒造りをすることで、
造り手としての感覚、気持ちもやはり変化があるそうで、
酒造りにおいても美しい判断ができるのではないかと胸を躍らせておりました。

この中川さんはまさに誠実なお人柄の女性なんです!!


先日当店スタッフの猪股が
秋津穂収穫前に農薬化学肥料不使用の田んぼへ草刈りのお手伝いへ(^^)/

大変だったそうですが、
葛城山麓の自然豊かな景観にスカッとした気持ちになり、
一緒に取り組むことができる喜びを感じたそうです!

そして、
一つ一つ丁寧にそして誠実に質問に答えてくれる中川さんに惚れこんだそう(笑)

 

そして、S風の森の取組で大変興味深いのが、
先日葛城山麓の田んぼ3か所を土壌分析して頂いたそうなんです!

 

栽培方法の異なる3か所を調べました。


1.無農薬・化学肥料不使用栽培水田←杉浦さんが栽培する本日ご紹介のお酒に使用する秋津穂

2.特別栽培米規格の減農薬栽培水田←静間さんが栽培するLaunch Editionに使用する秋津穂

3.慣行農法による栽培水田←静間さんが栽培する秋津穂


上記3か所において土壌微生物の豊かさ(一般生菌数)や
地球温暖化防止への貢献度(炭素貯留量)を調査、可視化。


その結果に驚きました!!


1の水田の土壌菌数(一般生菌数)がなんと720万個!!


これは2,3の約15倍以上の菌数なんです☆


土壌菌数の多い水田は豊かな微生物生態系が存在することで、
より生育に適した環境を酒米に提供していると考えられます。


また二酸化炭素を土壌が貯留することで地球温暖化防止に貢献ができるそうなんです!


上記への貢献がわかる炭素貯留量は地域標準と比較して3か所とも1.4~1.6倍ほど多く、
調査した水田は全て山水を利用した葛城山麓地区の水田であり、
全てが素晴らしいポテンシャルを持っていることが判明したんです(^^)/


微生物をエサにして生きる生き物がいるように
生き物の食物連鎖を田んぼの中や周りでいっぱい作ってあげれば、どんどん土が良くなっていく。

そんな素晴らしい環境が既に杉浦さんの秋津穂にはあるんです☆

 


地力の豊かさ、恩恵を十分に受けた秋津穂は
あえてほとんど精米しないことで、米のエネルギーを最大限に表現。


皆様、冒頭でもお伝えしましたが・・・


今回のお酒農薬化学肥料不使用の期間が最も長い田んぼの秋津穂を使用しております!!


ということは最も地力の豊かな秋津穂を

使用していると言っても過言ではないでしょう☆


皆様、長い文章となりましたが、
メチャメチャ楽しみじゃないですか!?


私楽しみ過ぎてヤバいです!!


楽しみにして試飲をしてみると
ブルーベリーに完熟メロン、シトラスに加え、
土っぽさや穀物感が香りに複雑さを与えます!

発酵由来の炭酸ガスが溶け込み、
ミネラリーで集中力の高い旨み、甘み、コクを楽しめ、
甘酸っぱい酸、苦み、渋みがミルフィーユのように折り重なります!

 

今回のお酒、低精白に醸されておりますが、
温度の上昇と共に
透明感と艶のある甘みの両立を楽しめ、1本筋の通った旨さがあるんです!!


この味わいは唯一無二の美味しさ、価値があると思います(^^)/


これは素晴らしい!!

 

3,850円(税込)!?

 

その価値は十分にあると思います!!


このお酒、温度帯で表情を変えますし、
お燗も絶対アリですね!!

是非とも100年先に里山を繋ぐ取組
S風の森をそして、風の森の新たな挑戦を応援してください!

 

店頭及びオンラインショップにて販売します!!
(店頭在庫優先となります)(ポイント対象外)


□■ S風の森2024☆☆ 杉浦/西地区01. ■□
・価格 720ml 3,850円 (税込)
S風の森2024☆☆ 杉浦/西地区01.  720ml | おいしい地酒とワインの店ワダヤ
・原産地 奈良県
・原料米 農薬、化学肥料不使用秋津穂
・精米歩合 85%以上
・アルコール度 14%