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販売解禁「せんきん蔵リブランド「江戸返り」」のご案内

2024.11.21

皆様、こんばんは!

 

せんきん蔵の新しい挑戦を皆様へお伝えしたい!!

 

せんきん蔵のリブランドについてご案内いたします。
(商品詳細、コメントは改めて金曜日にご案内予定)

 

栃木県はせんきん様が
2024年11月20日より、リブランドを実施。


コンセプトは「江戸返り」

 

専務である薄井一樹氏が蔵に戻って20年が経ちました。


蔵元人生の集大成であり、
今後のせんきん蔵としての使命を詰め込んだリブランド。


ワダヤとしては全力で応援したいと思っておりますし、
せんきんの取組を今まで以上にお伝えしていけるよう
更にテンション上げて取り組んでいく所存でございます!!

 


せんきん様とは長いお付き合いなんです。

せんきんブランド立ち上げが2007年。


今から16年前の2008年に
社長である父と私で興味本位で仙禽を購入したんです。


届いたお酒はラベルデザインからして、
斬新さを醸し出しており、
いざ飲んでみるとビビりました・・・


「これは絶対にお客様に刺さる!!」

 

一口の甘酸っぱい圧倒的な美味しさに
即取引をお願いしたのを今でも覚えております。


16年前の直感は間違っていなかった・・・

 

今や全国でも知らない人はいない「仙禽」ブランド!

 

今でもあの時の感動を覚えておりますし、
何より近年の酒質レベルの向上には目を見張るものがあります☆

 

無理やり引き出していた甘酸っぱいじゃじゃ馬のようなお酒が
蔵が使用するナチュラルな超軟水と

同じ水脈上で育てられた原料米を活かした酒造りへと移行し、
酒質コンセプトは変わらずとも

この16年で圧倒的に洗練された形で世に送り出されております!


今では当店においても柱のブランドに成長しました(^^)/


せんきん蔵に戻る前はワインの世界に軸足を置いていた薄井一樹氏。


ワインからヒントを経て、
「甘み」と「酸」を表現した日本酒を醸し上げ、
甘酸の日本酒の先駆者として確固たる地位を築きました。

 

かれこれせんきん蔵及び、薄井一樹氏とは16年の付き合いですが、
全く無名で販売にも苦戦していただろう当時から、
一樹氏は自信に満ち溢れすぎておりました(笑)

これを言うと毎回怒られますが(笑)

 

今思えばしっかりと将来を見据えた

ヴィジョンが明確にあった証拠なんでしょうね!

 

その当時から一樹氏は蔵が位置するこのさくら市内で
収穫された原料米で酒を醸したいと話していました。

 

そんな想いが現実となり、
そして今回のリブランドにおいて一樹氏の夢描いていた形が
更に大きな世界観となって、この度形となりました!

 

(20代の頃からの付き合いなので、年を取りました(笑))

せんきん蔵の歩んだ歴史も見てきてますし、
一緒に取り組んできた感覚もかなりあるので、
私にとっても非常に思い入れの強い蔵。

 

なので、ワダヤにとっても
2024年11月のせんきんリブランドは非常に楽しみにしておりました(^^)/


一樹氏は言います。

家業を継いで今年で20年という節目を迎え、
蔵元人生の集大成として3年前から準備を重ねてきました。

 

2023年に農業法人「なりはひ」を立ち上げ、
使用米の全量有機農業化、

さくら市のオーガニックタウン化へ向けての道筋が見えたそうです。
(なりはひの語源は古くは「農業」を意味したそうです)

 

今回のリブランドのテーマは「江戸返り」


「良い景色を造る。」

 

特に3つのコンセプトがあります。

 

「農業」 「技法」 「思想」

 

 

~農業~

 


仙禽の心臓とも言える「酒米「亀の尾」を本来の姿へ蘇らせる。」


「亀の尾」はコシヒカリ、ササニシキなど、日本が誇る良質米のルーツ!

とはいえ、現代の「亀の尾」は長い歴史の中で、姿形特性を変化させたもの。


仙禽「江戸返り」の必須要素として
古代亀の尾のDNAを取り戻す(原原種管理)ことに成功したんだそうです!

 

「亀の尾を数百年前の本来の姿に戻す」

という壮大なプロジェクトはなんと8年も前から始まっていたんです。

 

国が管理するジーンバンクより種子を取り寄せ、
長い年月をかけて種子を手植えして、少しずつ増やしてきました。

種苗管理、育種研究所と共に
オリジナルの亀の尾に復元する作業を繰り返す中で、
姿形、遺伝子が変化してしまった亀の尾のDNAをリセットし、
ジーンバンクが管理する種子とせんきんが育てる亀の尾が一致したんです!!


皆様、そうなんです!!


せんきん蔵が使用する亀の尾が数百年前に存在していた
「原原種の亀の尾」と一致したとして、農林水産省に認められたんです(^^)/


「数百年前の亀の尾」の復活が認められたんです(^^)/


そしてこの亀の尾を農薬や肥料は使用せず、
「有機農法」にて原料の持つエネルギーを最大に表現して醸してまいります。


この有機農法が大きなポイントとなります!


将来的にせんきん蔵が使用する米は
全て有機農法の亀の尾に限定してまいります。

 

 


~技法~

 


日本酒造りの原点ともいえる技法を尊重するべく、
全量「生酛」造りへとなります。

江戸時代を中心とした沢山の文献を見て、
酒造りの基本軸が「生酛」であることがわかりました。

色んな微生物が生まれては淘汰され、生まれては淘汰されながら
何度も繰り返され、微生物の層が積み重なっていく。

そして、人間が温度管理の方向性だけを促し、
酒造りの優良な菌だけが生き残るという神秘的な世界感。


今期のせんきんブランドは
全てのお酒が生酛造りとなります(^^)/


もちろん仙禽雪だるま、かぶとむしなども(^^)/

そして、1.8Lを廃止し、720mlのみの展開となります。

 


~思想~

 

上記の取組を実施する決断をした背景には
人間の都合によって、人間の使いやすいように様々なものが
改良されている現状に危機感を覚えていることがあります。

例えば、農薬や肥料という概念も。

米作りをしていても気候変動を肌で感じているそうです。


これ以上環境が良くなることは難しいのでは。

だったら米作り、

酒造りにおいて一次産業の衰退を止める、または継続に少しでも貢献できないか。

 

人の口に入るものを健全化する取組を
地道にまずは蔵が位置するさくら市でできないか。

 

子供達の学校給食で提供される食べ物も
有機栽培米や有機野菜などを子供たちの給食に供給していきたい。

 

子供たちの食育に少しでも貢献できないか。

小さいころから、自然な食材を食べることが大事だと一樹氏は考えております。

 

そこで掲げたのが
「さくら市のオーガニックタウン化」

 

せんきんの酒造りを通して、
農薬や肥料に頼らない有機農業に変えていくことで、
子供たちの口に入るものを健全化、安全化を目指し、
上記の取組の結果、せんきんが使用する水や米も自然の豊かさの恩恵を受けることになります。

 

上記の3つのコンセプトを推進していくことで
「江戸返りの幸」に繋げていきたい。

 

皆様、当店は11月21日(木)より
リブランド第1弾となる仙禽を販売してまいります!
(オンラインショップのみ只今よ販売を開始しますが、

店頭販売分もしっかりご用意しております)

 


ラベルエチケットをご案内☆

 

商品ラベルや、商品ごとの味わいの特徴などは
改めて11月22日(金)のメルマガ、HPなどにてご案内予定(^^)/

 

せんきん蔵の掲げる「江戸返り」

 

是非とも楽しみにしていてください(^^)/