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鷹長菩提酛純米熟成ヴァージョン!

2019.03.05

皆様、おはようございます!

 

やっと晴れましたね~(^^)/

今日も張り切ってまいります!

 

皆様、天青朝しぼり企画明後日の3月7日(木)となっております!

今回過去最高の量を目指したい為に、ちょっと多めに仕入れますので、

店頭での販売もありますので、

是非とも蔵にて3月7日(木)に搾ったまんまの超フレッシュな味わい

この機会にお楽しみ頂きたいと思います(^^)/

入荷までもう少々お待ちくださいね~☆

 

 

本日ご紹介は奈良県は油長酒造様の
超限定酒の熟成ヴァージョンでございます(^^)/

 

通常の「風の森」ブランドとは一線を画した味わいです!

 

「鷹長 菩提酛純米」

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こちらは超限定酒となり、

日本酒の歴史を感じることができる1本なんです!

 

更に昨年の春ご案内差し上げた「鷹長菩提酛純米」

フレッシュな炭酸ガスが絡んだ味わいでしたが、

そんな酒をなんとなんと

常温貯蔵にてこの時期まで熟成させた1本なんです!

 

ここでお酒の歴史について下記にて触れさせて頂きます(^^)/

 

室町時代にお寺で醸造されていたお酒(僧坊酒)の製造技術が、
その時代に大きく技術革新を遂げ、現在の製造技術の基礎となっております。

 

中でも

・もろみを濾して清酒にする技術(上槽)

・原料米を精米し、掛米、麹米共に白米で仕込む技術(諸白)

・発酵のスターターとなり得る酵母の純粋培養技術(酒母)

・原料米を段階的に加え、発酵を健全に進める技術(段仕込み)

・清酒を加熱し、品質の安定化を図る技術(火入れ)

 

これらの5つの技術は現在の日本酒醸造においてはごく当たり前となりますが、

室町時代のお寺でのお酒造りや町屋の酒造りの中で進化をされてきたんです!

 

室町時代というと1400年代ですから、

600年以上前から上記の技術を使用し、酒を醸していたんですね!

 


(正暦寺へ伺ってきました!!)

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では、今回ご案内の「菩提酛」とは!?

 

菩提酛とは奈良県にある正暦寺

創醸された乳酸菌を利用した日本最古の酒母で、
 生米を水に浸して乳酸菌による乳酸発酵を行い、
 乳酸酸性水(そやし水)を生成し、それでもって酒母もろみ中での
目的以外の微生物を抑えるという、現代の酒母のメカニズムの原型となる技術です。


また乳酸発酵を利用する点で、生酛や山廃酛の原型とも言われております。

 

毎年1月に県内の蔵元9件とお寺の住職が一緒に酒母を仕込み、

住職によって20日間程管理された酒母を9社に分配!

各蔵元はその酒母をそれぞれ蔵へ持ち帰って、仕込まれます!

ということで、生産量も非常に少ないんです!!

 


(上記の場所で毎年酒母造りをされているそうです!!)

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その持ち帰った酒母で仕込まれた

鷹長菩提酛純米は

お米をしっかり溶かし、
その甘みや旨みを引き出します。


 風の森とは対照的に積極的な温度コントロールはしません。
その結果、豊かな甘み、旨みと力のある酸が共存した菩提酛純米を楽しめます!

 

バナナやチーズ、ヨーグルト、ナッツなど
複雑な香りを楽しめます!

約1年常温熟成させたことで、フレッシュ感はありませんが、
凝縮した甘み、旨みと共にナッティなニュアンスや

より味わいの複雑味をお楽しみ頂ける味わいです!!


骨格のある酸がエキス分たっぷりな甘み、旨みを
 しっかりと支えてくれるので、味わいのバランスは良いんです(^^)

 

日本が生み出した素晴らしい技術を駆使した
味わいを是非ともお試しくださいませ(^^)/

 

店頭にて販売しております!!

 

□■ 鷹長 菩提酛 純米 ■□
・価格 720ml 1,620円 (税込)
・原産地 奈良県
・原料米 ヒノヒカリ
 ・精米歩合 70%
・アルコール度 17%