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全国350本限定「水端1355×菩提山正暦寺」

2024.04.30

皆様、こんにちは!!

 

風の森を醸す油長酒造様は
風の森とはまさに正反対の取組を行う「水端」ブランドがあります。

 

本日ご紹介のお酒は
「特別な水端」なんです(^^)/

 

生産本数も全国で350本のみ。


只今より販売を開始いたします!


奈良県は油長酒造様が醸す
「水端1355×菩提山正暦寺」

 


油長酒造様と言えば、「風の森ブランド」ですよね!!

風の森では日本酒の進化の担い手でありたい!想いをもって、
様々な新しい技術を導入し、日本酒醸造技術の前衛を志してきました。

 

「水端」ブランドとは!?

物事の最初やはじまりという意味を持ち、
古典技術を再現し、日本酒の源流を辿っていくブランドになるんです。


コンセプトは「忘れられた古の奈良に伝わる技術を
       当時の文献を頼りに現代の醸造家が再現する」


奈良県は清酒発祥の地と言われており、
様々な技術の蓄積、技術革新、そして現代醸造法の基礎になっているんです!

 

例えば!?

・上槽(お酒をしぼる技術(お酒と酒粕にわける)

・火入れ(商圏拡大が可能に)

・酒母

・段仕込み

・諸白(お米を磨く)


上記の技術は奈良の正暦寺で行われたため、

清酒発祥の地と言われる所以なんです!


山本社長は日本酒を造り続けてきた場所、
奈良が深くかかわる日本酒の歴史を知れば知るほど、
その忘れ去られた古の技術によって醸された日本酒への興味が日に日に増していったそうです。


これから100年を見据え、「風の森」ブランドと両輪で
「水端(みずはな)」ブランドにて
古典技術の再現、日本酒の源流を表現してまいります!!

 

「水端(みずはな)」ブランドの三つの特徴


・享保蔵にて醸す

 


初代山本長兵衛秀元が精油業から醸造業を創業した際、
享保年間(1700年代)に建造した酒蔵の2階部分をリノベーション!
(1700年代からある建物ってすごすぎますね!!)

享保蔵での酒造りは100年ぶりとなります。

 

享保蔵では室町時代の環境そのままの酒造りを実践するため、
蔵内における温度管理をしません。

なので、冬は寒い環境での酒造り、
夏は気温の高い環境での酒造りを実践します!
(今回発売の夏仕込み)

 

 

・大甕仕込み

 

室町時代の寺院醸造で用いられた3石の大甕を再現!

当時は1石100Lと言われており、3石=300Lでの酒造り!


今ではホーロータンクなどでの醸造が主流ですが、
その以前は木桶で酒造りをされておりました!

木桶以前は水端(みずはな)に使用される「甕」で醸造されていたんです!

生産性を高めるために
甕→木桶→タンクと時代と共に変化していきました。

 

~甕の魅力~

卵型の形状は液体の対流性が高く、

もろみの発酵が促進される傾向があります!
(土器に含まれるミネラルが

もろみ中に微量に溶け込むことで、発酵は旺盛になる傾向も)


保温性はステンレスタンクより高く、木桶よりは低い特性。
冷却機能の持たない容器ではあるが、四季を通じて、
非常に温度管理しやすい一面がある。
(外気温による温度差が甕は出にくい特性アリ)


・奈良に伝わる古典醸造法を参考にして醸す


上記の甕は最古の発酵容器で
文献によると甕仕込みの時代は約1000年以上あるようです!

 

 

皆様、上記に記載しました「上槽」や「火入れ」などの技術を

生み出したのが、正暦寺なんですが、

今回の「水端1355」はなんと菩提山正暦寺と共同醸造でございます!

 

今回特別に、日本清酒発祥の地 菩提山正暦寺によって育てられた露葉風を、
麹造りから実際に正暦寺の大原弘煕副住職にも

お手伝いいただきながら、享保蔵にて一緒に水端を造ったそうです!

 


実際に露葉風を栽培されている田んぼにも足を運び、
収穫前の稲穂を見ながらお話をお伺いいたしました。  


山に囲まれた田んぼは、日当たりも良く心地よい風が吹いていました。

正暦寺で栽培されるお米は、菩提仙川の支流の水を使い栽培されております。


また、元々伽藍があったとされていた場所に田んぼがあり、

石垣が組まれていた場所にあるため、水はけが良いのが特徴だと仰っていました。


露葉風は稲がこけやすいため、

土用干しを行うことで水を抜き根をはらす作業を行い

田植えの間隔を広くすることで稲を太くするなど対策をしているそうです。

 

大地の恵みと清いお水により育てられた露葉風は

粒が大きくお酒造りに適したお米がたくさん実っていました。

 

さあ、上記の取組で醸された夏仕込みの味わいは

熟した桃などの果実と、麹由来の甘い栗が複合した重厚な香り!


露葉風の個性であるチリチリとした豊かな複雑味による押し味を感じつつ、

切れの良い酸によってスッキリとした後口になっております。

 

昨年発売させていただきました「水端1355 2023年醸造」に比べ

かなり瑞々しく、全体的にシャープでコンパクトに仕上がりました!

 

夏季醸造ならではのお酒の味わいと、
正暦寺大原副住職と共に造り上げたより

深く歴史のエッセンスを含んだ水端をお楽しみいただけます。

 

 

そんな水端1355×菩提山正暦寺のお酒をこの器で飲んでもらいたい!

 

そんな蔵の想いからなんと

「水端オリジナル美濃焼酒器 付き」にて販売します(^^)/

 

今回の特別な「水端1355×菩提山正暦寺」の発売を記念して、
水端のボトルと同じ、

美濃焼で作られた水端オリジナル酒器がセットになっているんです☆

 

水端をより楽しんでいただけるように、
現地の窯と時間をかけて打ち合わせを重ね、試作を繰り返し、ついに完成!!


手に取ると、手触りが良く
温かみを感じる質感。
飲み口が広くなっており、
濃厚でしっかりとした味わいの水端の魅力をより感じていただけます。


さあ、只今より販売を開始します!!


□■ 水端1355×菩提山正暦寺 ■□
・価格 13,200円 (税込)

水端1355×菩提山正暦寺 500ml | おいしい地酒とワインの店ワダヤ (sake-wadaya.shop)
・原産地 奈良県
・原料米 正暦寺の露葉風
・アルコール度 12%