風の森
「S風の森 First Edition」葛城山麓醸造所での新たな挑戦!
2025.01.11
皆様、おはようございます!!
「風の森」を醸す油長酒造様が新たなチャレンジに挑みます!
本日より全国販売解禁となります☆
~里山を100年先へつなぐS風の森販売~
待ちに待った商品を皆様へご案内できます!!
やっと商品として形になった。。。
やっとご案内ができる(^^)/
奈良県は油長酒造様の新しい取組!!
「里山を100年先につなぐ」をテーマに
葛城山麓醸造所(通称山麓蔵)が2024年秋に建設され、酒造りがスタートしました!
上記の醸造所は秋津穂が育てられる
葛城山麓の棚田の真ん中に位置するんです(^^)/
見てください!
秋津穂が育てられている田んぼの上に
メチャメチャお洒落な醸造所が(^^)/
ブランド名は・・・
「S風の森」
まいります!
奈良県は葛城山麓醸造所様が醸す
「S風の森 First Edition 無濾過無加水生」
「S風の森」とは!?
SATOYAMA(里山)、SCENE(景色)、SANROKU(山麓)を表しており、
葛城山麓醸造所の「里山を100年先へ繋ぐ」という未来へ向けた想いが込められております。
S風の森のロゴに関しても
葛城山麓醸造所内から見える「田、水、風」といった里山の動きある風景を表現!
商品ラベルにも里山の季節による風景の移ろい、
農家や田んぼごとの個性を表現していきたいと伺っております☆
S風の森の取組において3つの約束があるんです!
・葛城山麓産秋津穂を使用する事
・食用米程度の精米
・奈良酒の伝統技法の採用(菩提酛仕込みなど)
上記の約束を守りながら、
S風の森ではお米の生産からお酒の消費に至る行動においての
新しい価値基準である未来酒度を提唱しております。
「未来酒度」は地球環境の保全や持続可能な未来へ向けた日本酒の価値基準!
1、S風の森 「葛城山麓産秋津穂+里山募金への寄付(50円/本)+自然エネルギーによる酒造り」
2、S風の森★ 「1に加え、減農薬による環境負荷の少なさゆえ評価される」
3、S風の森★★ 「1に加え、農薬化学肥料の不使用による環境負荷の少なさゆえ評価される」
4、S風の森★★★「1,3に加え、田んぼの地力の豊かさ、地域貢献度の少なさゆえ評価される」
上記のようにボトルに未来酒度を表示してまいります!
上記の未来酒度によってお客様がこのお酒が生まれた環境や消費行動が
持続可能な未来に向けた行動かどうかの目安となります。
今回発売の「S風の森First Edition」は★★となります(^^)/
今回、S風の森First Editionを販売するわけですが、
使用された農薬化学肥料不使用の秋津穂は2023年に収穫されており、
2024年11月~12月にかけてお酒を仕込まれました。
今回S風の森の販売を
当店としてもメチャメチャ楽しみにしていたんです!!
なぜなら・・・
上記の農薬化学肥料不使用の秋津穂米を実は・・・
ワダヤとして購入しておりました!!
当店が販売する商品裏ラベルには
「酒米購入者」として「ワダヤ」と記載があります(^^)/
里山の棚田は農家の高齢化や後継者不足、農産物の生産性の低さゆえ、
近年耕作放棄地が増えるなど持続性に問題を抱えております。
里山の棚田は平地での田んぼに比べて一枚ずつの面積が狭く、
周りの土手も斜面のため、農業用の機械を使用するにも
労力が非常にかかるため効率や生産性も悪いそうなんです。
しかし棚田には水源を育んだり、野生生物の生態系を作り上げ、
土砂流出や洪水を防ぐなどその存在意義は多岐にわたっております。
里山を次の世代につなぎたい。
100年先へ繋げるために里山と
農家、蔵、酒販店、消費者が共生することでできることがないか?
今回当店としても「里山を100年先へ繋ぐ」取組を
応援したい想いもあり、秋津穂米の購入を決断した背景があります。
ワダヤとして購入したS風の森の裏ラベルには
農家、酒蔵、酒屋の名前がボトルに表現されております☆
先日山麓蔵へお伺いしてきましたが、
蔵から360度見渡しても、秋津穂の田んぼ、田んぼ、田んぼ!!
そして、標高400メートルから奈良盆地を一望できる最高の景観(^^)/
ちょうど秋津穂の収穫前だったので、
稲もしっかり育っておりましたし、
田んぼに存在する虫の鳴き声を耳を澄まして聞きながら、田んぼ、奈良盆地を眺める。
この場所で一日ずっとボ~っとしていたい・・・
この場所でS風の森を飲みたい・・・
山本社長は言います。
是非ともこの山麓蔵へお越し頂き、
この環境、空気感、景観を感じてほしいと!!
この地は標高が約400メートルと高く、灌漑用水が届かない為、
山から湧き出た山水のみで良質な秋津穂が育ちます!
山からのナチュラルで冷たい水が田んぼに入るため、
近年問題となっている高温障害の被害も少ないそうです(^^)/
山麓蔵の醸造長中川さんにもお話を伺いました。
(左が醸造責任者の中川さん、右が山本社長!!)
秋津穂がどういう環境で育っているか、
毎日自身の目で見ながらありがたみを感じています。
こんな素晴らしい環境で育つ秋津穂を使わせて頂く。
農家さんが大切に育てた秋津穂を醸していく責任。
感謝の気持ちを持ちつつ、
まさにバトンを繋ぐような想いがより一層強くなったと話しております。
中川さんは御所にある本社蔵にて
醸される「風の森」の醸造責任者として活躍!
今回葛城山麓醸造所の責任者に抜擢されました!
今回山麓醸造所での醸造責任者として、新たな挑戦を迎えるにあたり、
このような素晴らしい景観を望みながら、酒造りをすることで、
造り手としての感覚、気持ちもやはり変化があるそうで、
酒造りにおいても美しい判断ができるのではないかと胸を躍らせておりました。
この中川さんはまさに誠実なお人柄の女性なんです!!
先日当店スタッフの猪股が
秋津穂収穫前に農薬化学肥料不使用の田んぼへ草刈りのお手伝いへ(^^)/
大変だったそうですが、
葛城山麓の自然豊かな景観にスカッとした気持ちになり、
一緒に取り組むことができる喜びを感じたそうです!
そして、
一つ一つ丁寧にそして誠実に質問に答えてくれる中川さんに惚れこんだそう(笑)
そして、このプロジェクトは棚田の土壌にとことんこだわります!
皆様、今回個人的にも大変興味深かったのが、土壌分析!!
「S風の森 First Edition」発売にあたり、
葛城山麓の田んぼ3か所を土壌診断して頂いたそうなんです!
栽培方法の異なる3か所を調べました。
①無農薬・化学肥料不使用栽培水田←杉浦さんが栽培する本日ご紹介のお酒に使用する秋津穂
②特別栽培米規格の減農薬栽培水田←静間さんが栽培するLaunch Editionに使用する秋津穂
③慣行農法による栽培水田←静間さんが栽培する秋津穂
上記3か所において土壌微生物の豊かさ(一般生菌数)や
地球温暖化防止への貢献度(炭素貯留量)を調査、可視化。
その結果に驚きました!!
本日ご紹介のFirst Editionに使用した①の
水田の土壌菌数(一般生菌数)がなんと720万個!!
これは②、③の約15倍以上の菌数なんです☆
土壌菌数の多い水田は豊かな微生物生態系が存在することで、
より生育に適した環境を酒米に提供していると考えられます。
また二酸化炭素を土壌が貯留することで地球温暖化防止に貢献ができるそうなんです!
上記への貢献がわかる炭素貯留量は地域標準と比較して3か所とも1.4~1.6倍ほど多く、
調査した水田は全て山水を利用した葛城山麓地区の水田であり、
全てが素晴らしいポテンシャルを持っていることが判明したんです(^^)/
微生物をエサにして生きる生き物がいるように
生き物の食物連鎖を田んぼの中や周りでいっぱい作ってあげれば、どんどん土が良くなっていく。
そんな素晴らしい環境が既に杉浦さんの秋津穂にはあるんです(^^)/
地力の豊かさ、恩恵を十分に受けた秋津穂は
あえてほとんど精米しないことで、米のエネルギーを最大限に表現。
皆様、長い文章となりましたが、
メチャメチャ楽しみじゃないですか!?
私楽しみ過ぎてヤバいです!!
楽しみにして試飲をしてみると
バナナや夕張メロン、そしてチェダーチーズやほのかにハーヴのニュアンスも!
発酵由来の炭酸ガスが溶け込み、
軽快ながらも奥深さのある旨み、コクが広がり、
シャキッとした甘酸っぱい酸が味わいを立体的に表現!
開栓時はフレッシュさと酸が味わいをリードしますが、
どっしりとした味わいに加え、苦み、渋み、
そして温度の上昇と共に
ジワッと深みのある甘みが広がる事で重層感のある味わいを楽しめるんです(^^)/
このお酒、温度帯で表情を変えますし、
お燗も絶対アリですね!!
このお酒はS 風の森First Edition 発売記念カード(silver)付き(^^)/
是非とも100年先に里山を繋ぐ取組
S風の森をそして、風の森の新たな挑戦を応援してください!
只今より店頭にて販売します(^^)/
(ポイント対象外)
□■ S風の森 First Edition 無濾過無加水生 ■□
・価格 720ml 3,850円 (税込)
・原産地 奈良県
・原料米 農薬、化学肥料不使用秋津穂
・精米歩合 85%以上
・アルコール度 14%